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裏あらしのよるに

表の映画レビューでは書けなかったことを、こちらで書きます。妄想ブログですので、どうぞそのつもりでお読みください(笑)

「あらしのよるに」がキョーレツなBLものであることは、すでに表でも書いております。どこがどうBLなのか、いろいろと、その「証拠」といいますか、「現場」がありましたので、それを解説(?)しようかな、と。

まず、ガブとメイのポジションですね。ガブは狼だから、ヤギであるメイを食べたい。メイはヤギだけれど、狼が友達だと言ってくれているので、まさか自分のことを食べたいと思っていないだろうと勝手に思っている。これは、ガブがばりばりのゲイの攻めで、メイが「食われノンケ」(同性愛専門用語で「同性に興味はないが、同性愛者に性的接触をされ拒まないノンケ。狭義には、1〜2回食われた経験があるというだけではなく、継続的に同性愛者に食われるノンケ」のことです)であることを象徴しています。あ、「ノンケ」の意味もわからない方っています? 「その気がない」という意味です。つまり、同性には性的に興味のない、ストレートの人のことです。

ヤギは狼の「食料」であるので、ガブは友達になったとはいえ、メイがおいしそうに見えます。メイがガブの目の前を歩いていて、歩くとメイのおしりが左右に振れます。まるで、モンローウォークのように。そのメイのおしりを見て、ガブはヨダレを流し、「食べたい!」という強烈な欲望を抱きます。これって、すごいシーンだと思いません? よく、恋人同士の会話で「おまえを食べてしまいたい」とか「ねえ、今日は私を食べて」なんていう会話がありますけど、つまり「食べる」とは「セックスする」っていう意味なんですよね。

ガブとメイは仲良くなり、「秘密の友達」と思うようになります。ガブとメイは隠れて会うようになる。これはまぎれもなく「密会」です。ガブは秘密でメイと会ったとき、ちょっとメイの台詞は忘れてしまったのですが、それに対して「どきどきする」と応えます。もう、恋心が露呈されているんですよねえ。顔を赤らめたりしてましたし。かわいいっ!と思いました。

ふたりは逃避行をしますが、ガブは狼の群に追跡されます。狼の群のボスであるギロは、かつて、メイの母親に片耳を食いちぎられていて、ヤギに個人的な恨みを持っていたし、そのヤギと仲良くしているガブを許せない、狼の掟にしたがって処刑しようと追いかけているのです。追跡され、濁流の川の中州で立ち往生したふたりは、徹底的に逃げることを決意します。その時のガブの台詞は「いっそ、行くところまで行ってみやすか」です。そしてメイはこう応えます。「ぜったい、生きてまた会いましょうね」 そして、ふたりは荒れ狂う学流の川にそろって飛び込みます。すごすぎる…

やはり、究極のシーンは、吹雪の山の、洞窟の中でしょう。おなかが空いて、ぐうっとなるお腹にガブが焦っていると、メイが「いま、わたしがおいしそうに見えました?」と訊きます。ガブは必死でおなかが鳴るのをこらえようとしますが、ぐうっと何度もなるばかり。とうとうメイは「わたしを食べて、ガブは生きのびて」と言い出します。他にも何度か泣きましたけれど、私はこのシーンで号泣してました。久しぶりに、映画館で大泣きしました。気分良かったです♪
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by momorosebanana | 2005-12-13 07:50
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