M's Photo

<   2006年 06月 ( 7 )   > この月の画像一覧


ブギーマン

BOOGEYMAN



ホラー映画フリークの私としては、どうしても大画面で押さえておきたい1本でしたので、どこで上映しているのかとネットを検索、一番近いのは平塚のシネコンでした。そう言えば、以前から1度行ってみたいと思っていましたので、いいチャンスでした。でも、この映画館って、駅から微妙な距離にあるんですよねえ。歩いて10分くらいでしょうか。ショッピングモールのような場所なんですけど、こんなに駅から遠くて成立しているのかなあとちょっと不思議でした。

オーソドックスなホラーなのですが、説明不足が目立って、どうも消化不良のイメージが強いです。IMDBの点数も 4.0/10しかありません(それでも「ウルトラヴァイオレット」よりは少し高い点なんですね(笑))。コメントに「この映画はパスするように」なんていいうのもありました。うーん、ホラー好きの私としては同情してしまうなあ。というのも、この映画のプロデューサーは大好きな、かのサム・ライミだから。ゴースト・ハウス・ピクチャーズという制作会社は、サム・ライミが設立したんだそうです。サム・ライミが監督をしていたらもっといい出来になったのかどうか、それはわかりませんけどね。元の脚本が同じなら、たいして変わらなかったと思いますが…(^_^;)

それにしても、人間というのは、本能的に暗闇や狭い場所に恐怖を抱くもののようです。たとえば子供が「リング」を見てしばらくの間はオフになっているテレビが怖くなるように、この映画を見てしばらくはクローゼットが怖くなるかも…(笑)さきほど消化不良云々と書きましたけれど、私としては★ひとつの爆弾映画だとは思いませんでした。要するに、もったいないと言いますか、もっと工夫すればずっと良くなる映画なんですよね。ブギーマンとの対決のシーンは、なかなか迫力があってよかったのに、ほんとにもったいない〜(>_<) しつこくてすみません。

はたしてブギーマンは主人公の体験なのか、ただの妄想なのか、そのあたりの解釈によっても違ってくると思います。怖さの度合いも変わってきますしね。一番いい方法は、「クローゼットの中に潜んでいる正体不明のめちゃくちゃコワイモンスターを描いているホラー」と、ごくごくシンプルに考えてノーテンキに楽しむことでしょうか。あれこれ深読みしないほうがいいかもしれません。シンプルイズベスト、です(^^) 大画面で見て良かったと思いました。もちろん、レンタルになってから見ても大丈夫ですよ。ホラー好きな人ならそこそこ合格ではないかと思われます。★★★

2005年アメリカ
スティーヴン・ケイ監督
[PR]

by momorosebanana | 2006-06-30 09:22

ウルトラヴァイオレット

ULTRAVIOLET



映画館の大画面で見ないと面白くない映画だろうということで、見に行きました。あとひとつ理由がありまして、この監督の前作「リベリオン」にシビれてしまったからなんです。「ガンカタ」はそれはもう美しいくらい素晴らしいアクションなので、今回もおおいに期待しました。ガンアクションだけではなく、今回は刀によるチャンバラも加わっていてビックリ!アクションシーンについては文句なしで堪能できました(^^)

ミラ・ジョヴォビッチのために作られた映画なんだそうです。たしかに彼女は出ずっぱりで、見事なプロポーションの肢体で流麗なアクションを見せてくれています。黒や紫のストレートロングヘアもうっとりするくらい綺麗です。ミラのファンなら間違いなく楽しめますね。不覚なことに、私は冒頭に意味不明の睡魔におそわれてしまい、半分意識がないまま見てました(;^^)ヘ.. 肝心な説明部分をよく見なかったので、その後の怒濤のような展開にちょっとついていけなかったのですが、なんとか必死で画面を追いかけながら把握できました。要するに、人間対ヴァンパイアもの、ということですね。

近未来の描写は私好みです。重力を自由に操って壁や天井を行き来したり、紙製の電話が出てきたり、四次元から武器を取りだしたりと、見ていてほんとに飽きません。SF映画の醍醐味はやっぱりこういうシーンにあります。ヒロインのヴァイオレットが着ている服が、純白から深紅に変わるシーンは、ぞくぞくしました。ほんとに美しいです。

IMDBの点数を見て、かなり驚いたんですけど、たった 3.6/10しかありません。そんなにひどい映画かなあ。私はこういうSFアクション映画って、とっても好きなんですけどね。大物ハリウッド女優を起用した、ナイスバディの美女が活躍するアクション映画はかなり好みです。「トゥームレイダー」とか「キャットウーマン」とかね。B級テイストもたまりません。そう言えば、「イーオン・フラックス」は映画館に行き損ねたので、レンタル開始になったら是非とも見なくちゃ!! 話がそれてしまいましたが、たしかに、前作「リベリオン」に比べると、マニアックさが減ってしまって、一般受けを狙っている分、無難すぎるかなあと思いました。そのあたりが点数の低い原因でしょうか。

デートムービーには最適だと思います。予告編がわりと平凡なので、本編を見るとかなり「うわ〜っ!」って思うかも(^^) SFアクション映画が好きという方にはおすすめです。★★★★

2006年アメリカ
カート・ウィマー監督
[PR]

by momorosebanana | 2006-06-29 10:59

オーメン

THE OMEN 



先日見た「ポセイドン」は、どうしていまさらリメイクされたのかわけがわかりませんでしたが、この「オーメン」は実にわかりやすい!2006年6月6日のためにリメイクされた映画ですよね。1000年に1度の6が3つ並ぶ日です。この日に全世界同時公開するためにリメイクされたのでしょうから、この日に映画館に見にいかなくちゃ意味がないでしょ〜、というわけで、2006年6月6日、ウチコミ(公開初日の第1回目の上映)を見てきました。平日の午前中だというのに、席は8割がた埋まっていて、さすが有名な「オーメン」だなあと思いました。またまた、レビューアップが大幅に遅れてしまい、ごめんなさい〜(>_<)

新約聖書の最後にある「ヨハネの黙示録」の第13章8節に「ここに知恵が必要である。賢い人は、獣の数字にどのような意味があるかを考えるがよい。数字は人間を指している。そして、数字は666である」と書かれています。ホラーの古典「オーメン」の出所がここであることは間違いありませんよね。「ヨハネの黙示録」はシュールで難解なので、想像力をかきたてられ、創作意欲もわいてくるのでしょう。ほんとに不思議な文書です。

偶然、監督さんのインタビューをテレビで見ました。「この映画を作った意図は?」という質問に対して、ジョン・ムーア監督は「この世で一番怖いのは、モンスター等ではなく人間である、ということを伝えたかった」と答えていました。なるほどなあと思いましたが、それにしては、ダミアン役の男の子、シーマス・デイヴィー=フィッツパトリックがアヤシすぎます。つまり、雰囲気がいかにも不気味な感じなんですね。もっとギャップがないと効果は薄れてしまうと思います。純真無垢で天使のような姿をしているのに中身は極悪の悪魔、という風にしたほうがずっといいですよ。ちょっと人選ミスですね。

リメイクの方法にもいろいろありますけれど、この「オーメン」はオリジナルのストーリーや設定をほとんど変えていません。殺される方法が多少変わっていましたが、どうせ周到するなら、方法も同じにして欲しかったな、とちょっと思いました。あと二点、残念だったのは、まず、有名な俳優さん・女優さんが出ていないことです。オリジナルのグレゴリー・ペックのように、せめて主人公の父親役には、もう少し有名どころの俳優さんを起用して欲しかったですねえ。リーヴ・シュレイバーが大根とは言いませんけれど、やっぱり知名度が低いのでインパクトは薄いです。そして、「アヴェ・サンターニ」を聞けなかったことも残念!「オーメン」と言ったらやっぱりこの不気味な音楽がないと、どうも臨場感がありません(笑)

オリジナルを見ていない人は、それなりに怖い思いができていいと思います。比較のために見ると、物足りなさを感じるかもしれないですね。私はどうだったかと言いますと、これがけっこう好きだったんですよ。なにしろ、オカルトホラーが大好きなものですから(;^^)ヘ.. 続編もリメイクされるのでしたら、ぜひともまた見たいものです(^^) ★★★★

2006年アメリカ
ジョン・ムーア監督
[PR]

by momorosebanana | 2006-06-28 09:38

サイレントヒル

SILENT HILL 



久しぶりの試写会で見てきました。予告編はさんざん見ていたのですが、まあこれが予告編としてはヘーボンといいますか、とっても無難にできた予告編でして、「なにがなんでも映画館で見たい!」と思わせられるものではなかったのです。ありがちなホラーかなあと思って見に行ったら、これがかなり変わったホラーだったのでビックリしました。面白かった〜\(^O^)/ 大画面で見て良かったです☆ 

説明不足で意味不明な点が多々あるにしても、私はこういうエグいホラーが大好き!一番凄かったのは、やっぱり30センチはあろうかという人間の顔付き巨大なゴキブリがわらわらと大量に出てくるシーンかなあ。ゴキが苦手な方は見に行かないほうがよろしいかと…(^_^;)

この映画の「原作」というのは、日本のテレビゲームなんだそうです。状況の説明がないままサクサクと物語が進んでしまうのは、このあたりに原因があるようですね。私は以前よくゲームをしていましたけれど、たいていはファンタジー系のRPGで、この手のホラー系は怖くて手を出しませんでした。身の毛もよだつほど怖いバケモノに追いかけ回されるのは精神衛生上よくないですもん(笑)原作では主人公は母親ではなく父親だそうです。母親にしたのは、アメリカ映画だからでしょうね。どう考えたって、父親が娘を捜しに行くより、母親のほうが絵になりますから。

ホラー映画好きにはおすすめですよ。それも、オーソドックスなホラーには飽きてしまったという人には特にプッシュしたいです。ショーン・ビーンも出てますし、なかなかの力作です。たっぷり2時間あるのですが、中だるみもなく、長さは全く感じませんでした。ラストシーンも好きですね。この不条理さは、余韻もあるしとっても好みです。ぜひぜひ大画面でご覧ください。★★★★

2006年アメリカ・日本
クリストフ・ガンズ監督
[PR]

by momorosebanana | 2006-06-27 12:38

ダ・ヴィンチ・コード

THE DA VINCI CODE



今年最大の話題作、なんでしょうね。おそらく、ふだんあまり映画館に行かない人も、これはちょっと見てみよう、と思うのかもしれません。原作が超のつくほどのベストセラーになりましたから、映画化されるのも無理からぬことですし。

ところが、ここに大きな落とし穴があるのです。ふだんあまりベストセラーを読まない+ふだんあまり映画館に行かない人が、この映画を見た場合が最も悲惨と思われます。つまり、この映画は、原作を読んだ人を対象に作られていると言って過言ではないのです。上下2巻のたっぷりボリュームのある原作を、ほぼ略すことなく2時間半に作っているので、息つく暇もありません。原作を読んでいた私ですら、必死で映像を追いかけ、必死で字幕を読み続け、かなり緊張感を強いられましたから…。たぶん、原作を読んでいない人は、わけがわからないと思います。

話題作だから見に行こうかなあ、と思っている方へ警告です。どうしても見たいなら、ぜひ原作を読んでから見に行ってください。原作はもうばっちり読んでいるから大丈夫、という方へ。見る前日は、しっかり睡眠をとっておいてくださいね。寝不足で映画館に行くと、大損します。相当な集中力を必要とされますから(^_^;) 映画とは、本来、誰が見ても楽しめるものがいいと思うのですが、原作によってはこういう条件つきの映画になってしまうんだなあ、と痛感します。

トム・ハンクスはミスキャストだとか何とか言われているようですが、私はそれほど違和感なく見られました。オドレイ・トトゥは、今まで風変わりなキャラの役ばかり見ているので、どんなものかなあと思っていました。それなりに熱演していますが、もっと知的な感じがあったらよかったかもしれません。シラスを演じているのはポール・ベタニー。「ファイヤーウォール」でものすごい悪役ぶりを見たばかりです。最近は悪役づいているのかなあ。好きな俳優さんなので、ぜひともまた「マスター・アンド・コマンダー」のスティーヴン・マチュリンみたいないい人役の彼を見てみたいものです。イアン・マッケラン、アルフレッド・モリーナ、ジャン・レノ、この3人はハマり役でしたね。原作のイメージとほぼ同じでした。

カンヌ映画祭でのエピソードは、なかなか興味深いものがあります。もしかしたら、今度のラジー賞総なめとかいう噂もちらほら…。私はそこまでひどい出来だとは思いませんでしたが、やっぱりあの原作の映画化はすんなりとうまくいかなかったのかなあと思いますね。ちょっとお気の毒な映画です。個人的にはとても面白いと思いましたので、★★★★

2006年アメリカ
ロン・ハワード監督
[PR]

by momorosebanana | 2006-06-03 12:24

ポセイドン

POSEIDON



久しぶりに自力で試写会招待状を当てて、見てきました。同行者が誰もおらず、ひとりで行ったのがちょっと寂しかったかなあ(笑)。もっとも、たいてい映画はひとりで見に行くので、どうということはないんですけどね(^_^;)

「ポセイドン・アドベンチャー」のリメイクをわざわざ作った意図がイマイチよくわからない!オリジナルはとても完成度が高く、リメイクしてもヒンシュクをかうだけじゃないの?って思ったんですけどねえ。実際に見て、やっぱりなあと思いました。

最近の特撮技術の向上はものすごいですから、絵としての迫力は申し分ありません。自宅のテレビで見るより、大スクリーンで見ないと意味がない思えてしまうくらいです。

しかしながら、脚本は全く迫力がありません。何が一番つまらないかと言えば、要するに「人間ドラマ」がないんですね。オリジナルにあった「極限状態に追い込まれた時に出る人間の本性」が描かれていないのです。船が転覆し、とにかく脱出しようと果敢に行動を開始した9人のうち、最後にいったい何人生き残るのか、というストーリー展開なので、これらの人間の対立や同調の描写に力を入れるべきです。それなのに、彼らの人間関係はうわっつらにしか見えません。終始、絵空事みたいなのです。親子の愛、恋人同士の愛は、それなりに描かれてはいるものの、あまりにもステレオタイプで面白みがないのです。

オリジナルを見たことがある人は、ほぼ全員、この落差に唖然とするでしょう。一番描くべき人間ドラマを手抜きしたというのは致命的ミスです。この映画を楽しめるのは、オリジナルを見ていなくて、迫力あるSFXふんだんなパニック映画が好きな人、ということになるでしょうか。

主人公のディランを演じているジョシュ・ルーカスは最近ブレイクし始めた俳優さんのようですね。イケメンであることは確かですが、どのアングルから見ても、いつかどこかで見たことがあるような… つまり、誰か他の有名イケメン俳優を彷彿とさせてしまうのです。この人の顔もあまりオリジナリティがないのよねえ、って思ってしまったのは私だけ? ★★★

2006年アメリカ
ウォルフガング・ペーターゼン監督
[PR]

by momorosebanana | 2006-06-02 18:27

RENT/レント

RENT



「プロデューサーズ」を見た直後に見たせいか、かなり印象深いです。どんなストーリーでも、その気になればミュージカルに仕立てることができる、ということなんだなあと思いました。この映画の最大の特徴は、ストーリーがとことん暗い、ということでしょう。こんなに悲惨な物語なのに、ぐしゃぐしゃに惨めに湿っぽくならずに仕上がっているのは、驚異と言う他ありません。脚本と演出のパワーをじみじみ感じます。監督は、ハリー・ポッターの1作と2作を撮ったクリス・コロンバスなんですよねえ。こういう映画も撮るのかと驚きました。

何より、どのナンバーも印象的な歌詞と魅力的なメロディで、数回聞いたら頭に刻み込まれてしまう感じがします。これは傑作ミュージカルと言われる作品ならどれも当てはまるのでしょう。特に、冒頭、主要な出演者全員が歌う「シーズンズ・オブ・ラブ」は圧巻です。「525600秒」と繰り返し歌われるフレーズが実にインパクトありますね。そうか、1年は52万5千6百秒なのか、って思います。いい曲です。この歌を聴けただけでもこの映画を見た価値があったと思いましたから。

一方、意外な発見もありました。ミュージカルは生の舞台を見るに限る、と以前に書きましたけれど、この映画なぜかそれほど生の舞台を見たいとは思わなかったんですね。映画を見て、おなかイッパイになってしまった感じです。やはり、暗い内容のせいなのかなあ。主に、エイズのことが描かれているので、正直、見ていて辛い部分が多かったです。ただ、先にも書きましたとおり、カラっとした演出なので、ラストまで泣いたりすることなく見ることができてしまうのです。ミュージカルがすきという方にはおおいにおすすめします。見て損はしないですよ。★★★★

2005年アメリカ
クリス・コロンバス監督
[PR]

by momorosebanana | 2006-06-01 13:50