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愛と死の間で



目当ての映画が満員でチケットを買うことができなかったため、仕方なく見た映画です。どうしても見たいと思った映画を映画館に行って見ることがほとんどなので、「仕方なく」という状況はかなり珍しいほうです。まあ、たまにはこういうパターンもいいかなあと思いますが、目当ての映画が見られなかった悔しさは残りますねえ(笑)

久々の恋愛映画でした。恋愛ものは、ロマンティックな設定がつきものです。さもなければ、ありえないシチュエーションがあったり。この映画の場合は、主人公の相手の2度の死です。最初は最愛の妻。2度目は、その妻の心臓を移植した心臓病を患う女性。相手に死なれてしまうというメロドラマは何度か見たことがありますけど、これを2回もやられてしまうというのは初めて見ました。

主人公コウ(アンディ・ラウ)の職業は医者で、仕事が忙しく、結婚してもほとんど妻とゆっくり時間を過ごすことができませんでした。そのうちに、そのうちに、と先延ばしにしているうちに、妻は交通事故で死んでしまうのです。ひとは誰でも、まさか自分の身近な人が突然死んでしまうなんて思っていません。生きていると思うからこそ、何でも先延ばしにしてしまうのです。一瞬先に何が起きるかわからないと、頭では知っていても、リアルに想像はできません。この映画を見てつくづく、何事も思い立ったらすぐにやるべきだなあと思ったしだいです。

コウの妻チーチンを演じているシャーリーン・チョイという女優さんが可愛らしくていい感じでした。心臓移植を受けたユンサムを演じているのはチャーリー・ヤンという女優さんで、見覚えがなかったんですけど、「セブンソード」に出ていたんですね。すっかり記憶から消えてました。最近は、ますます名前と顔を覚えられなくなってきてます(;_;)

凝った演出で、ありがちなストーリーを捻っています。ちょっと懲りすぎという感じもしました。回想シーンが出てくるのですが、現在と過去を同じ画面にしているのはちょっとどうかなあと思いましたねえ。時間を自由に行き来しているような錯覚を作り出しているのでしょうけれど、見ている方はその時間がいつなのかわからなくなることが多いので、どうしてもとまどってしまうのです。

アジア映画が好きな人や、アンディ・ラウのファンの人ならはずせないと思いますが、そうでもない人は見ても「ふうん…」止まりかもしれません。かくいう私もそうでした(;^^)ヘ..★★★

2005年香港
ダニエル・ユー監督
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by momorosebanana | 2006-09-12 16:04
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